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ソニーイメージングギャラリー 銀座

山本まりこ 作品展 熊野古道を歩いています。

この作品展では、私が紀伊半島の熊野古道に何度も通い長期間かけて歩きながら旅をし、そこで出会った素敵な風景や応援して下さった土地の方たちとの触れ合いなどを撮影した作品を展示します。
最初は思いつきで歩き始めた熊野古道の旅でしたが、FacebookやInstagram、TwitterなどSNSで発信していくうちにたくさんの方たちが応援をしてくれるようになりました。旅の途中で仲良くなった方に土地の美味しいものを聞いて一緒に食べたり、土地の美しい場所を教えていただいたり。中には、この先の旅にと友人を紹介してくれた方もいました。さらにはお家に泊めてくれた方までいたのです。
旅を重ねるごとに、親身になって私を支えて下さる方と触れ合ううちに「何か皆さんに恩返しをしたい、優しさを受けるばかりではなくお返しをしたい」と思うようになりました。
そこで、何をすれば皆さんのご親切に恩返しすることができるのだろうかと考えたときに「そうだ、私は多くの人たちに伝えることができる。熊野古道の魅力をSNSで発信できる」と思ったのです。発信する内容は、熊野古道の魅力だけでなく、素敵な人たちとの出会い、近隣の美しい景色や土地の美味しいもの、お祭りやイベントなど幅広く伝えていきました。そして今も発信し続けています。

SNSで発信した旅での素晴らしい出会いと感動、そして熊野古道の魅力をこの作品展に凝縮しました。私が受けた感動を皆さまにお伝えできればと思います。そして、この写真展を通じて熊野古道に行きたい、行こうと思っていただけたら本当に嬉しいです。

熊野古道は長いです。紀伊半島全体で全長1,000キロ以上と言われています。私が歩いた距離は今のところ約240km。先はまだまだ長いです。
制覇することは……、私の人生と一緒に長いプランで考えたいと思っています。この先も歩き続けたいと思っていますが、まずは、素晴らしい作品展にすることを目標に進んでいます。
この先は、作品展が終わってからゆっくり考えたいと思います。

山本 まりこ

山本やまもと まりこ プロフィール

理工学部建築学科卒業後、設計会社に就職。「でもやっぱり写真が好き」とカメラを持ってひとり旅に出発し、そのまま写真家に転身。風通しがいいという意味を持つ「airy(エアリー)」をコンセプトに、空間を意識した写真を撮り続けている。雑誌・広告撮影、旅エッセイ執筆、講演、フォトセミナー講師、テレビ出演など活動は多岐。著書は「エアリーフォトの撮り方レシピ」など多数。2011年から熊野古道に通い出し、2014年秋に熊野古道伊勢路を歩き始め2016年5月3日に約170kmを踏破し熊野速玉大社にゴール。現在は中辺路を歩き約240km地点に到達。現在も熊野古道を歩く旅は進行中。