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Englishソニーイメージングギャラリー 銀座

ボブ・マーティン 報道写真展
Bob Martin Editorial Photo Exhibition
Sporting Moment -The Photography of Bob Martin-

私は様々な世界大会の撮影などで実は何度も日本には来ていたのですが、このたび、ついに東京で写真展を開催することができ、たいへん嬉しく思っています。

これまで多くの世界選手権大会やワールド・カップの決勝をはじめ、様々なスポーツ大会の撮影で世界中を飛び回り、五輪については夏季・冬季合わせて通算16の大会を撮影してきました。
学生時代に趣味として打ち込んだ写真が職業となり、やがて天職になりました。長年にわたりウィンブルドンテニス選手権の公式フォトグラファーを務め、またロンドン五輪、リオ五輪でスチル撮影のプランニングから撮影まで一貫して携われたことは、私の誇りです。

私はいつもその大会やその場の出来事を総括するような、特別な写真を撮りたいと思っています。私のこだわりは“twist” (ひねり)のきいた写真、大きな大会の撮影ではその開催地ならではの特徴、つまり“sense of place” “その場所が感じられる何か”を写し込むことに力を注いできました。優れた写真とは、自ずとそのストーリーまで語ってくれる写真だと思うからです。

私のキャリアは、英国のフォト・エージェンシー「オール・スポーツ」の初期時代からスタートしました。リレハンメル五輪後の1994年には世界最大の米国スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」と仕事を始め、米国外に拠点を持つ唯一のスタッフ・フォトグラファーになりました。現在は英国を拠点とし、スポーツ・フォトを専門に活動しています。
ワールド・プレス・フォト・アワードをはじめ、英国スポーツ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー(3回)、米国スポーツ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー、全米スポーツ・フォトジャーナリスト・オブ・ザ・イヤーなどを頂き、幸運にも通算の受賞歴は60回を超えるまでになりました。

私のライフワークの集大成ともいえるこの報道写真展を、お楽しみいただければ幸いです。
この報道写真展の開催をサポートしていただいたすべての皆さまに、心からお礼を申し上げます。

Bob Martin

Bobボブ Martinマーティン