SONY

Englishソニーイメージングギャラリー 銀座

石戸俊夫 作品展 Once in a lifetime

老若男女たくさんの人々が行き交い、都市再開発のためにものすごく速いスピードで変化し続ける「渋谷」。これらの写真は渋谷という街に興味を持ち、自分の作品となる写真を撮りたいという思いで2018年から撮り始めたものです。

決定的なシーン、何気ない光景など、自身の心が動いた瞬間にシャッターを押しました。
「時間と共に忘れ去られる日常や見えているけど見ていない目の前の光景をカメラで撮ることによって、時を止め記録とする」
これらの写真は偶然撮れたものなのか? それとも、前から自分が撮ることが決まっていたものなのか? を考えると非常に興味深く、シャッターを押すことによって偶然を必然に変えているのかもしれません。

また、渋谷という街を撮影することで私と渋谷が向き合っているのと同時に、今まで撮影した沢山の写真の中から、自分は何が撮りたかったのか? 何を見せたいのか? これらが少しずつ見えてくることで自分自身とも向き合っているのだと思います。
タイトル「Once in a lifetime」は一生に一度という意味合いの言葉です。渋谷の街で出会った人々や光景はもちろんのこと、この作品を通して自分自身と向き合った日々もOnce in a lifetimeです。

石戸 俊夫(いしど としお)プロフィール

1975年東京都生まれ。
2008年、大型バイクでのツーリングが趣味で、先々で見た綺麗な景色を撮りたいと思いカメラを持ち始める。
その後、カメラの魅力に引き込まれ趣味がバイクからカメラへと変わり、主にポートレートを撮影する。
2018年から自分の写真の表現の幅を広げたいと思い、様々な人々が行き交い都市再開発で変化し続ける渋谷に興味を持ち、本格的にストリート写真を始める。

受賞歴

石戸俊夫氏 ギャラリートーク
ゲスト:ハービー・山口氏

オンラインで作品鑑賞
(制作:石戸俊夫氏)