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報道資料
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2022年11月2日

メディア総合イベント「Inter BEE 2022」に出展

「Creators’ Cloud」や「Networked Live」など最新の映像制作ソリューションや豊富なカメラ群を展示

ソニーは、11月16日(水)から幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催されるメディア総合イベント「Inter BEE 2022」で、撮影から編集、コンテンツ管理・配信まで、クリエイターの創造力を掻き立て、世界を感動で満たす多彩な映像制作をサポートする最新のソリューション・商品群を展示ホール7にて紹介、展示します。
会場では、9月開催の国際放送機器展「IBC(International Broadcasting Convention) 2022」(オランダ・アムステルダム)で発表した、クラウド制作プラットフォーム「Creators' Cloud(クリエイターズ クラウド)」、オンプレミスクラウド・ライブプロダクション「Networked Live(ネットワークド ライブ)」など映像制作を総合的にサポートする最新のソリューションに加え、Cinema Lineカメラ『FR7』や『FX30』、デジタルシネマカメラ『VENICE 2』向けのカメラヘッド延長システム『CBK-3620XS』など最新のカメラ群をご紹介します。
また、会場展示と合わせて、クラウドソリューションや多彩なカメラの活用例などが学べるオンラインセミナーを開催します。詳細はソニーの特設サイトをご覧ください。
ソニーは、当社のテクノロジーでクリエイターと未来の映像表現を共創していきます。

ソニーブース イメージ ソニーブース イメージ
拡大図
ソニーが提案する映像制作ワークフローのイメージ ソニーが提案する映像制作ワークフローのイメージ
拡大図

【主な展示内容】

Creators' Cloud

1. クラウド上での効率的なコンテンツ制作・共有・配信を実現する次世代のクラウド制作プラットフォーム
「Creators' Cloud(クリエイターズ クラウド)」

ソニーが培ってきたクラウド技術・サービスを更に発展させ、未来の映像制作ワークフローを見据えた次世代のクラウド制作プラットフォームを「Creators' Cloud」として導入します。「Creators' Cloud」では、クラウド技術と多様なカメラ、通信技術、AI、メタデータなどを組み合わせて、新たな映像表現や迅速かつ効率的な制作を実現します。展示では、データの伝送、編集、配信までを実現する「Creators’ Cloud」で提供する各クラウドサービスを紹介します。
「Creators' Cloud」の詳細は関連サイトをご覧ください。

<Creators' Cloudで提供する各クラウドサービス>

・多彩なカメラで撮影した映像を、シームレスにクラウドへ伝送するためのゲートウェイ機能を提供するクラウドカメラポータル「C3 Portal(シースリーポータル)」
新たにショルダーカムコーダー3機種『PXW-Z750』、『PXW-Z450』、『PXW-X400』が、「C3 Portal」に今年10月末に対応しました。また、既存の対応カメラである『PXW-Z280』、『FX9』と「C3 Portal」との連携機能※1を拡張するなど、カメラとクラウドサービスとの連携を更に高めていきます。ブースでは、ショルダーカムコーダー『PXW-Z750』を、「C3 Portal App」を用いてQRコードで簡単に「C3 Portal」に接続する様子に加え、Teradek社のエンコーダー製品から「C3 Portal」へのファイルアップロード連携(開発中)のデモを国内初展示します。
「C3 Portal」の詳細はこちらをご覧ください。
※1: 2022年7月、対応機種に『FX6』追加済み。(ILME-FX6 本体ソフトウェアアップデート Ver. 3.00

・収録された素材や編集された映像ファイルを、社内外の制作チームで共有・共同作業できる映像制作に特化したクラウドメディアストレージ
「Ci Media Cloud(シーメディアクラウド)」
今年9月のアップデートにより、さらに進化し利便性を向上したUX(ユーザー体験や操作性)とサービス内容を展示します。
また、「C3 Portal」と同様に、Teradek社のエンコーダー製品から「Ci Media Cloud」へのファイルアップロード連携(提供中)のデモを展示します。
また、「Ci Media Cloud」は、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社ブース(展示ホール6)においても展示します。
「Ci Media Cloud」の詳細はこちらをご覧ください。

・クラウド中継システム「M2 Live(エムツーライブ)」
より直感的な操作GUIへのアップデートや、外部サービス連携によるリアルタイムCG表示などに対応した、2023年2月以降提供予定の新バージョンを国内初展示します。また、同コーナーではクラウド中継システム「M2 Live」と新たなAI映像解析サービス「A2 Production(エーツープロダクション)」の連携について、ライブ映像制作からリアルタイム性の高い自動ハイライト生成、マルチプラットフォーム配信といった一連のワークフローを提案します。
「M2 Live」の詳細はこちらをご覧ください。

・AI映像解析サービス「A2 Production(エーツープロダクション)」
ソニーが培ってきたAI技術と様々なメタデータを活用した「Media Analytics Portal」を進化させ、SaaSサービスとして2023年2月以降に新たに提供予定のAI映像解析サービス「A2 Production」を国内初展示します。「A2 Production」は、AIによる映像解析サービスに加え、ライブおよびファイル映像の取り込み・編集・配信・管理などの制作ワークフローを拡張します。新機能の「AI Rule Engine Maker」は、直感的なGUI操作でAIのルール設定が可能になり、ハイライト映像の自動生成や編集準備工程の自動化、映像・音声解析結果のメタデータ化など、AI技術の活用を容易にします。
「A2 Production」の詳細はこちらをご覧ください。

・ワークフローソリューション「NavigatorX(ナビゲーターエックス)」がクラウドへの対応を強化
従来より、映像コンテンツの統合管理と運用自動化を実現するソリューションとして提供している「NavigatorX」がさらに進化し、クラウド環境での提供に最適化した「NavigatorX Cloud(ナビゲーターエックス クラウド)」を追加し、今年11月上旬以降より提供を開始します。これにより「NavigatorX」は、オンプレミスとクラウド環境の両方に対応するメディアアセット管理を実現し、映像コンテンツの統合管理やデータの活用、運用自動化による効率化など、映像制作のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートします。また、AI技術を用いた編集業務の自動化や、アーカイブコンテンツのクラウド管理などを実現することに加え、今後SMPTE ST2110接続によるライブ収録機能の拡張なども予定しています。また、本ソリューションで使用するアマゾン ウェブ サービスのクラウド環境構築や、保守・運用サポートを含めたワンストップのマネージドサービスとして提供します。

Networked Live

2. 場所や規模を問わずライブ制作の環境を構築するオンプレミスクラウド・ライブプロダクション「Networked Live(ネットワークド ライブ)」

当社は、業界に先駆けて提案してきたIPベースの映像制作ソリューション「IP Liveプロダクションシステム」の枠組みを広げ、ネットワークに繋がる制作機器やクラウド上の制作リソースなどを活用した、次世代のリモートプロダクションにも対応するオンプレミスクラウド・ライブプロダクションを「Networked Live」として展開します。「Networked Live」の導入により、放送局などが使用するネットワークの効率化に加え、オンプレミスやクラウドに分散した制作リソースを必要に応じて組み合わせることで、場所や規模を問わずライブプロダクションの環境を構築することが可能です。「Networked Live」で提供するサービスや、対応する新たなスイッチャーなどを展示します。
「Networked Live」の詳細はこちらをご覧ください。

<Networked Liveの提供サービス・商品>

・Nevion(ネヴィオン)社のメディアネットワーク用SDNコントローラー「VideoIPath」のFederation機能
SDN(Software Defined Network = ネットワークの経路制御の一元管理を可能にするソリューション)コントローラー「VideoIPath」に追加された、Federation(フェデレーション)機能を展示します。
本機能により複数の独立したシステムでの運用を担保しつつ、複雑な手間なくシステム間で信号リソースを自由にやり取りすることが可能になります。
また、「VideoIPath」の高度なネットワーク制御技術によりネットワークの規模や経路制御をUIで可視化し、安全に一元管理することや、障害時におけるシステムの継続性を強化しています。
IP PAVILION(展示ホール8)では、ソニーのデモ用IP中継車と他ブース間のネットワーク制御に「VideoIPath」を用いた展示デモを行います。

・スタッカブル構造のライブプロダクションスイッチャー『MLS-X1』(国内初展示)
映像制作規模の変化に応じて、スイッチャーを構成するプロセッサー台数の追加やシステムの組換えが可能なスタッカブル構造を採用し、様々な規模のスイッチャー用途に柔軟に対応できます。今後リモート制作だけでなく、オンプレミスでもクラウド上でも、複数システム間のスイッチャーを統合して運用可能にすることを予定しています。
『MLS-X1』の詳細はこちらをご覧ください。

・IPカメラエクステンションアダプター向けの「JPEG XS」ソフトウェア『HZCE-JX50F』、『HZCE-JX50H』(国内初展示)
システムカメラと接続することで、リモートプロダクションで利用可能なIPカメラエクステンションアダプター『HDCE-TX50』、『HDCE-TX30』向けに、新開発のソフトウェア『HZCE-JX50F』、『HZCE-JX50H』(別売)を今年11月中旬以降に発売予定です。本ソフトウェアを適用することで、SMPTE ST2110-22規格に対応した圧縮ストリーミング形式「JPEG XS」に対応し、システムカメラで撮影した映像のデータ圧縮が可能になるため、ネットワーク回線コスト削減に貢献します。
『HZCE-JX50F』の詳細はこちらをご覧ください。
『HZCE-JX50H』の詳細はこちらをご覧ください。

3. 多彩な映像表現を可能にする豊富なカメラ群や周辺機器

映像制作用カメラ商品群Cinema Line(シネマライン)から、フルサイズセンサー搭載レンズ交換式旋回型カメラ『FR7』、新開発のAPS-Cサイズ(スーパー35mm)のCMOSイメージセンサーを搭載したレンズ交換式カメラ『FX30』、デジタルシネマカメラ『VENICE 2』向けのカメラヘッド延長システム『CBK-3620XS』など、最新のカメラ群を展示します。また、マルチカメラによるライブ映像制作用途のシステムカメラでは、今年11月1日より国内販売を開始した、グローバルシャッター機能付き2/3型3板式4Kイメージセンサーを搭載する『HDC-3200』を展示します。ソニーは、様々な映像制作のニーズに応える多彩なカメラシステムや、最新のプロオーディオやディスプレイなどを紹介します。

<Cinema Line>

Cinema Lineカメラ『FR7』 Cinema Lineカメラ『FR7』
Cinema Lineカメラ『FX30』 (別売のレンズ装着時) Cinema Lineカメラ『FX30』
(別売のレンズ装着時)
『CBK-3620XS』 『CBK-3620XS』

・フルサイズセンサー搭載レンズ交換式旋回型カメラ『FR7』
『FR7』の詳細はこちらをご覧ください。

・新開発のAPS-Cサイズ(スーパー35mm)のCMOSイメージセンサーを搭載するレンズ交換式カメラ『FX30』
『FX30』の詳細はこちらをご覧ください。

・デジタルシネマカメラ 『VENICE 2』用のカメラヘッド延長システム、VENICEエクステンションシステム2 『CBK-3620XS』(国内初展示) 
『CBK-3620XS』の詳細はこちらをご覧ください。

<システムカメラ>

『HDC-3200』 『HDC-3200』

・グローバルシャッター機能付き2/3型3板式4Kイメージセンサー搭載、コストパフォーマンスに優れたマルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-3200』 (国内発売日: 2022年11月1日)
『HDC-3200』の詳細はこちらをご覧ください。

カメラスタジオコーナーでは、映像制作の各方面で多くの導入実績があるマルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-5500』や『HDC-F5500』などの展示も行います。

この他、バーチャルプロダクションのブースを設け、Crystal LED Bシリーズとデジタルシネマカメラ『VENICE2』を組み合わせた映画やCM制作用途を想定したデモや、2式の4Kグローバルシャッターを搭載したシステムカメラ『HDC-5500』シリーズをスイッチングするブロードキャスト用途を想定したデモおよび、プレゼンテーションを実施します。

  • 「ソニー」および「Sony」、並びにこのプレスリリース上で使用される商品名、サービス名およびロゴマークは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。その他の商品名、サービス名、会社名またはロゴマークは、各社の商標、登録商標もしくは商号です。
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