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English ソニーイメージングギャラリー 銀座

© Natsagdorj Sanj
© Itgel Chuluunbaatar
© Tumursukh Shiirav
© Batsukh Gantumur
© Gan Ulzii Gonchig

東京写真月間 2025 アジアの写真家たち モンゴル

「東京写真月間」はお陰様で今年30周年を迎えます。
国内企画展はSDGs(2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際指標)シリーズVol.4として「写真の力で伝えようSDGs」をテーマに日本写真協会会員7名の写真展を6会場で開催します。
国際展「アジアの写真家たち」は写真を通じて文化交流が活発なモンゴルを取り上げました。モンゴルは2016年に取り上げていますが、今回はMongolian landscape photographers societyとの共催で、新しい作家の方々を中心に17名紹介いたします。また、これまで当協会と繋がりのあった作家4名も加え合計21名で構成した写真展を7会場で展示いたします。

主催
東京写真月間2025」実行委員会-日本写真協会・東京都写真美術館
後援
環境省・モンゴル国大使館

出展写真家

Natsagdorj Sanj (ナツァグドルジ サンジ)

Mongolian Landscape Photographers Society CEO

1956年生まれ。風景写真家として、技術と芸術を融合させた多彩な経歴を持つ。1980年にソビエト連邦のウラル工科大学でシステム技師の学位を取得後、写真やデジタルプロジェクトに注力。2010年から2016年にかけては、Googleストリートビューのモンゴル実装に携わり、モンゴルの風景を世界に発信。
現在はGoogleマイビジネスプロジェクトにも参加し、技術と視覚芸術をつなぐ役割を担っている。
また、国際的な写真家プラットフォーム「GuruShot」で「Guru」の称号を獲得し、モンゴル風景写真協会の理事長として、モンゴルの風景写真の普及に貢献している。

展覧会

  • 「ウランバートル 写真週間」(2023年・モンゴル)
  • 「捉えたモンゴル」 (2023年・米国)
  • 「レンズ越しのモンゴル」(2023年・オーストラリア)
  • 「モンゴルの馬」 (2023年・ポーランド)

Itgel Chuluunbaatar (イテゲル チョローンバートル)

1987年生まれ。写真家としてのキャリアは、著名な写真家B・バヤール氏のワークショップをきっかけに始め、現在は故郷の美しい風景を撮影することに情熱を注いでいる。モンゴル風景写真家協会の創設時から関与しており、現在は理事会メンバーおよび事務局として協会の運営に携わりその成長を支えている。また、モンゴルの風景に魅了された写真家たちのコミュニティをつなぐ役割を果たしている。

展覧会

  • 個展「17 faces of Action」(2024年・モンゴル、スイス)
  • 「捉えたモンゴル」 (2023年・米国)
  • 「レンズ越しのモンゴル」(2023年・オーストラリア)
  • 「モンゴルの馬」 (2023年・ポーランド)
  • 「On the Move」(2021年・カタール)

Tumursukh Shiirav (トムルスフ シーラワ)

1971年生まれ。幼少期より芸術や写真に興味を持ち、若手技術者の集まる写真クラブで才能を開花させた。その後、一時期写真から離れたが、2014年に再びカメラを手にし、モンゴルの風景やライフスタイルを撮影するようになる。ユニークでシンプルな遊牧文化や伝統、日常生活を反映した作品を通じて、故郷の豊かな文化遺産を守り、世界にむけて発信している。また、モンゴル風景写真家協会の創設メンバーとして、写真家コミュニティの発展にも貢献している。

展覧会

  • 「美しいモンゴル」(2016年2017年・ロシア、イタリア)
  • 「西モンゴル 2017」(2018年・ロシア)
  • 「On the Move」(2021年・カタール)
  • 「捉えたモンゴル」 (2023年・米国)
  • 「レンズ越しのモンゴル」(2023年・オーストラリア)
  • 「モンゴルの馬」 (2023年・ポーランド)

Batsukh Gantumur(バトスフ ガントムル)

1994年生まれ。モンゴルの多様な文化や独自の伝統、地域社会を捉えることに情熱を注ぐビジュアルストーリーテラーであり冒険写真家である彼は、過去8年にわたりモンゴルの隅々まで足を運び、息を呑むような瞬間を写真で記録してきた。彼の作品は、国境警備隊の暮らしやツァータン族の伝統、ゼレグ移動といった地域固有の文化を鮮やかに描き出している。さらに、写真に加えて短編映画やドキュメンタリーも制作し、モンゴルの少数民族をはじめとする、見過ごされがちな人々の物語や経験に命を吹き込んでいる。

展覧会

  • 「捉えたモンゴル」 (2023年・米国)
  • 「レンズ越しのモンゴル」(2023年・オーストラリア)
  • 「モンゴルの馬」 (2023年・ポーランド)

Gan-Ulzii Gonchig (ガンウルジー ゴンチグ)

1972年生まれ。2010年からフリーランスとして活動を開始し、モンゴルの広大な風景と遊牧民の生活を撮影してきた。モンゴル全土を旅し、その荒々しい美しさと豊かな伝統、人々のたくましさを記録している。草原の黄金色、ゴビ砂漠の劇的な変化、フブスグル湖の静かな反射に創造的なビジョンを刺激され、遊牧民の朝日とともにラクダを導く姿や冬の草原の静けさなど、一瞬の美しさを捉えることを目指している。モンゴルの伝統芸術や偉大な探検家たちの歴史、人間と土地の調和からも影響を受け、これらの物語を、写真を通じて世界に伝えたいと考えている。

展覧会

  • 「モンゴルの遊牧」 (2015年・シンガポール)
  • 「モンゴルの美」(2017年・イタリア/2022年・ロシア)
  • 「永遠の青空の国」(2019年・中国)
  • 「アメージング モンゴル」(2022-24年・韓国、スロバキア、ベラルーシ、ポーランド)
  • 「捉えたモンゴル」 (2023年・米国)
  • 「レンズ越しのモンゴル」(2023年・オーストラリア)
  • 「モンゴルの馬」 (2023年・ポーランド)