偏光カメラSDKのよくあるご質問はこちらをご参照ください。
偏光カメラから得られる画像を元に、どの振動方向(偏光方向)に、どの程度変更したか(偏光度)を計算することで、形状認識、応力・ひずみ確認などの偏光処理機能を提供するWindows向けのSDK(別売)です。
偏光カメラと、偏光カメラSDK XPL-SDKW でできる事
<処理の例>
■反射除去
4方向の偏光画像から計算し反射成分を除去
ガラスなどの透明な物体に反射した画像を抑え、向こう側の物体を見え易くします。
自動計算による反射除去に加え、マニュアルで角度を変更することによる反射除去も可能です。
■偏光度(DoP)
各画素ごとの偏光度を計算し偏光度画像を表示
ローコントラストの物体や、背景と同色でカメラで認識しにくい物体を見やすく表示します。
■面法線
画素ごとの偏光状態から面方向を推定し、面法線画像として表示
同系色でカメラで認識しにくい物体の形状、面の向きを見やすく表示します。
■応力・ひずみ(リタデーション)
偏光板を通した光が透明、半透明の物体を透過した際のひずみの有無や方向を表示
透明・半透明の物体のひずみ、応力の確認ができます。
■反射強調
4方向の偏光画像から計算し反射成分を強調
ガラスなどの透明な物体に反射した画像を強調して表示します。
また透明な物体を反射させ見えやすくします。
■デモザイク
偏光子の配列に最適化された独自のデモザイク機能を搭載
偏光イメージセンサーの特性上、全画素の1/4となる解像度を、有効画素数と同等の情報量に復元するデモザイク処理を行うことで、目視に近い状態に変換します。
本SDKではデモザイク処理をした後に偏光処理をすることで、解像度を向上させた結果を得ることができます。
※測定環境や条件によって、期待した効果が得られない場合があります。
■オンライン、オフライン
カメラのライブ映像を偏光処理するオンライン動作と、保存した画像ファイルを開き偏光処理するオフライン動作の両方に対応しています。
■FFC (Flat Field Correction)
キャリブレーション用画像を用いて、撮影する画像の輝度値を均一に補正します。
偏光カメラ本体のシェーデング補正を使わずに後処理での補正が可能です。
ビューアー画面
製品仕様(偏光カメラSDK)
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XPL-SDKW |
開発言語 |
C++ / C# |
開発環境 |
Microsoft Visual Studio 2015, 2017 |
機能 |
Degree of Polarization, Surface Normal,
Stokes Vector, Retardation, Reflection,
オンライン/オフライン対応、FFC(Flat Field Correction)
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構成 |
サンプルビューアーアプリケーション、
サンプルコード、ライブラリ
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ライセンス方式 |
PCライセンス |
推奨PC仕様 |
OS |
Windows 7/8.1/10(64bit) |
CPU |
Intel 社製 Core i7 |
Memory |
16 Gbyte 以上 |
GPU |
NVIDIA 社製 GeForce GTX1070 |
Video RAM |
8 Gbyte 以上 |
HDD/SSD |
SSD 250 Gbyte 以上 |