導入事例

株式会社ジェイアール東日本企画

交通費の入力が交通系ICカードを
PaSoRiに読み取らせるだけで完了!

  • CASE1
  • 交通系ICカード連携

株式会社ジェイアール東日本企画
「transit manager」

とにかく大変な交通費の精算。株式会社ジェイアール東日本企画の「transit manager」は、交通系ICカードに記録された情報を読み取り、乗降駅や運賃などを自動入力してくれるというすぐれものです。そこに「PaSoRi RC-S380」がどのように使われているのか、聞いてきました。

サービス概要交通系ICカードに記録された情報を読み取り
交通費精算をスピーディーかつ正確に

質問
まずは「transit manager」のサービス内容について教えてください。
回答
八城さん:「transit manager」は、Suicaなどの交通系ICカードに記録された利用履歴情報を「PaSoRi」のようなリーダーで読み込み、交通費精算に必要な情報を可視化・出力するというクラウドサービスです。Suicaの利用履歴はこれまでも駅の券売機などで印字できたのですが、使った料金(運賃)ではなく、利用後の残高しか表示されないなどといった使いにくさがありました。 なお「transit manager」は、単体で利用できる「Standard」プランと、既存の業務システムと連携させて利用できる「Professional」の二つのプランを用意。後者は、富士電機株式会社さまのワークフローシステム「ExchangeUSE」や、株式会社ヴァル研究所さまの「駅すぱあと交通費精算Web」など、すでに多くのサービスに組み込まれて利用されています。全体としては「Professional」プランが主となっており、「Standard」プランはそのトライアル版としてお試しいただくことが多いですね。
質問
サービスの中で「PaSoRi」をどのように活用されていますか?
回答
八城さん:交通系ICカードの利用履歴は、クラウド上ではなく、カードに直接書き込まれているため、その情報を読み出すためには、対応したリーダーが必要となります。「transit manager」は、業務用専用端末や、NFC対応スマートフォンなど、さまざまなリーダーに対応しており、「PaSoRi」もその一つとして採用しています。 池上さん:「PaSoRi」のメリットは、どんな会社にもあるWindows PCに接続して使えること、低価格なこと、コンパクトなことがメリット。業務用専用端末が高価だということもあり、導入コストを少しでも抑えたいというお客さまには「PaSoRi」をおすすめしています。特に従業員の多い導入企業様からはとても好評です。

池上祐貴さま

株式会社ジェイアール東日本企画
デジタル・ソリューション局 ソリューション第二部
池上祐貴さま

サービスの強み「transit manager」は、
JR東日本グループ
が提供する唯一の公式サービス

質問
「transit manager」が、同様の経費精算サービスと比べて優れている点を教えてください。
回答
八城さん:全国的に、特に都市部で普及しているSuicaなどの交通系ICカードの利用履歴を直接利用できるというのが最大のメリットとなります。なお、現在は、ほかにも同様の機能を備えたサービスが存在していますが、そうしたサービスは交通系ICカードに書き込まれた情報を独自に解析して駅名などを表示しているため、情報が誤っていたり、新駅への対応が遅れるといった問題がおこりがち。その点、「transit manager」は、弊社がJRグループの一員であるということもあり、券売機や改札機と同じデータを使っており、常に正しい情報を出力できます。

株式会社ジェイアール東日本企画

質問
「Professional」版は、多くの実績を誇る、さまざまな有名サービスに組み込まれていますが、その理由をどのようにお考えですか?
回答
八城さん:日本国内にはおよそ9000もの駅があり、その情報を常に最新の状態に保つことは容易ではありません。また、ほとんどの交通系ICカードで利用されている技術仕様を安全に取り扱える点も重要です。そうしたことから、当社が広く利用可能な環境を提供することで、交通系ICカードの精算部分を「transit manager」にお任せいただけるようになったのだと考えています。

開発の道のりiPhone & iPad 対応が次の目標

質問
「transit manager」の開発において、どのようなご苦労がありましたか?
回答
八城さん:サービスの開発は2014年頃から始まったのですが、それ以前に2010年頃から、本業である広告代理店としての活動で、Suicaを使ったプロモーションを多数やってきました。ソニーのFeliCa事業部とも、その頃からのお付き合いで、結果として、それがスムーズな開発に寄与してくれたと考えています。同様に「PaSoRi」を使ったアプリも多数開発しており、トラブルらしいトラブルはありませんでした。むしろ、広告代理店であるわれわれがなぜ、経費精算ソリューションを開発するのかという、社内調整の方が大変だったくらいです(笑)。
質問
「transit manager」の今後の展望についても教えてください。
回答
八城さん:現在、対応している「PaSoRi」は、Windows用のUSBで有線接続するもの(RC-S380/S)なのですが、今後はiPhoneやiPadなどにBluetoothで無線接続できる「PaSoRi」(RC-S390/S)にも対応し、より多くのお客さまに使っていただけるものにしていきたいですね。

八城康彦さま

株式会社ジェイアール東日本企画
デジタル・ソリューション局 ソリューション第二部
部長代理 八城康彦さま

利用事例「transit manager」の導入で経費精算時の
時間の無駄、手間、ストレスがゼロになった!

日本中の企業で活躍する「transit manager」。ここではその利用事例として、錦糸町の駅ビル「TERMINA(テルミナ)」を運営する、株式会社錦糸町ステーションビルさまにお話をうかがいました。同社は、2018年1月から、「transit manager」のProfessionalプランを利用する「駅すぱあと交通費精算Web」(株式会社ヴァル研究所)を経費精算ソリューションとして採用しています。

株式会社錦糸町ステーションビルの利用事例

  • 伊藤道雄さま株式会社錦糸町ステーションビル
    取締役 総務部長 伊藤道雄さま
  • 市原勤さま株式会社錦糸町ステーションビル
    経理部長 市原勤さま
質問
まずは、「transit manager」(「駅すぱあと交通費精算Web」)を導入された背景について教えてください。
回答
伊藤さん:弊社では一昨年前まで、交通費の精算を手作業で行っていました。駅の券売機でSuicaの利用履歴を印字して、それを元に交通費精算伝票を作成するという作業を行っていたのです。ただ、ご存じのようにSuicaの利用履歴には利用時の残高しか記載されておりません。運賃を算出するには、都度、利用後の残高を、利用前の残高から引くという計算が必要となり、そこに無駄な時間と手間が掛かってしまっていました。これを何とかしたいというのが、導入のきっかけですね。
質問
数ある選択肢の中から「transit manager」(「駅すぱあと交通費精算Web」)を選ばれた理由についてもお聞かせください。
回答
市原さん:Suicaなど、交通系ICカードに記録されているデータを使って、精算まで持って行ける選択肢がほかにあまりなかったこと、「駅すぱあと交通費精算Web」の料金がリーズナブルであったことが大きな理由です。その背後で「transit manager」が動作しており、交通系ICカードの情報を正しく解釈してくれるということも、高く評価しています。
質問
交通系ICカードのリーダーに「PaSoRi」を採用されたのはなぜですか?
回答
伊藤さん:込み入った交通費の精算を必要とする営業部門の従業員が10名程度のため、少しでもシンプルな、低コストの仕組みにしたかったからですね。「PaSoRi」なら、いざ故障した場合でも、すぐに代わりが調達できますから。現在は、部署の中央に「PaSoRi」をつないだPCを置いておき、各人が出社後などに利用履歴を読み取らせるようにしています。後は、それぞれ自分のPCからクラウド上の「駅すぱあと交通費精算Web」にアクセスし、交通費を精算するという流れです。 市原さん:Suicaに記録しておける履歴が最大20件と限られているため、2、3日に一度は読み取らなければならない(古い履歴が消えてしまう)のが難点なのですが、「PaSoRi」なら、一瞬で読み取りが完了するので、移動の多い営業マンには毎日、タッチするよう指導しています。
  • STEP 1
    読み取りアプリを起動
    STEP 1
    PCにインストールされた、専用の読み取りアプリ「transit manager for PaSoRi」を起動し「カード読込」ボタンをクリックします。
  • STEP 2
    「PaSoRi」にICカードをタッチ
    STEP 2
    利用履歴を読み込ませたい交通系ICカードを「PaSoRi」にタッチします。利用履歴の読み取りは一瞬で完了し、情報がクラウドにアップロードされます。
  • STEP 3
    利用履歴から伝票を作成
    STEP 3
    利用されている管理画面から利用履歴を確認。個人利用分などを省いた、精算したいデータだけにチェックを入れ、交通費精算伝票を作成します。
質問
導入の効果はありましたか?
回答
伊藤さん:計算する時間が実質ゼロになったのはとても大きいですね。小さな文字で印字された履歴から計算するストレスから解放されたことも良かったですね。これは、事務作業に従事している人には共感していただけるはずです。 市原さん:精算する当人の作業が楽になったことに加え、それをチェックする総務、経理の担当者の負担が軽減されたことが重要です。結果として、本来の仕事により集中できるようになりました。“働き方改革”の一環として高く評価しています。 伊藤さん:「transit manager」は、従業員の時間と手間、そしてストレスも低減してくれる極めて有用なソリューション。交通費精算に悩まされている企業の皆さんは、このサービスを使って見るといいと思います。

株式会社錦糸町ステーションビル

株式会社錦糸町ステーションビル

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